肩の痛みの原因は・・・指
３０代 女性（会社員・産休中）３ヵ月の赤ちゃんと共にご来院。
症状
- 主訴は背中の痛み、慢性的な肩こり、恥骨の違和感（不安定感）など。
- 数回の基本的な施術後に主訴はほぼ解消されたものの、仰臥位ROM検査時に左肩を外転すると出る痛みが残る。
施術
- ＴＬにて原因個所を探すと「左手の親指」に反応あり。
- 同個所をＫＳにて調整した後に再度ＲＯＭ検査し、左肩の痛みが消えたことを確認。
コメント
- 典型的な「マッサージでは治らない」症例。
- 患者さん自身も肩の痛みの原因が母指にあったことを体感して驚いていましたが、普段「左手で赤ちゃんを抱っこし、右手で家事をする」ことが多いそうで、「赤ちゃんを支える時には確かに親指に一番力が入る」ということを思い出して非常に納得されていました。
膝の痛み（オスグッド）
１０代 男性（中学生）
来院時の症状
- 運動時に膝痛が発生、成長痛だと思って安静にしていると痛みが消え、また運動するとまた痛くなり・・・というのを約２か月周期で１年ほど繰り返していた。
- ２～３日前に痛みが強くなったので整形外科を受診したところ、オスグット・シュラッター病との診断。
「軟骨が剥離している」と言われて手術を勧められた。 - 手術は避けたいので、インターネットで当院を調べて来院。
- 左脚の膝下が腫れており、触ると圧痛を認める。
また、痛みのせいで９０° 以上は曲げられない。
初回の施術
まずは骨盤を調整し、先程よりは膝の痛みが軽減されていることを確認。
続いて全身のバランスを調整。施術が進むにつれて膝下の腫れが徐々に引いていった。
起き上がって膝の可動域を確認すると、深く曲げられるようになっていた。
ただし目いっぱい曲げた状態だと少し痛みが残っていたので、膝に関連する部位の調整を追加。
痛みは完全に消失し、正座も出来るようになった。
結局最後まで膝には一切触らずに施術を終了した。
当院からのコメント
膝の痛みの原因が膝以外にあった、つまり画像診断の結果がすなわち痛みの原因ではなかったケースの一例です。
彼の場合は主に大腿と腰が原因のようです。
一度の施術では取りきれなかったので、今回消えた痛みが再度出て来る可能性は高いでしょう。
改善には数回の施術が必要になりそうです。
さらに、再発を防ぐには腰と大腿に負担が掛からないよう、姿勢・体の使い方を見直さなければなりませんね。
でもこれで手術以外の方法でも痛みが消えることが証明されたので、手術はしなくて済みそうです。
良かったね！
Ｏ脚
２０代 女性（会社員）
来院時の症状
- １０年ほど前から気になっていたＯ脚。
- 足を揃えて立つと、膝と膝の隙間にご自分の指が２本入る。
- 足の骨自体が曲がっている訳ではなく、股関節・膝関節・足首関節の歪み・ねじれが原因の「ごく軽いＯ脚」と判断。
初回の施術
まずは基本の骨盤矯正。
骨盤の歪みは少し大きかったものの、スムーズに矯正完了。
起き上がって確認すると、施術前は指２本がピッタリ収まっていた両膝間の隙間が指１本分に縮まっていた（この段階では膝自体にはまだ触っていない）。
続いて全身を調整する（施術内容は全身整体コースとほぼ変わらない）。
調整後、再度膝を確認してみると、今度はピッタリくっついたので、特にＯ脚用の手技を施すことはなかった。
施術の他にはＯ脚のメカニズムや日常生活上の注意点、ご自宅で取り組んで頂くエクササイズなどをご説明し、初回は終了。
当院からのコメント
Ｏ脚矯正で難しいのは「膝がくっついた状態にする」ことだけでなく、「その状態を維持する」ことです。
なるべく少ない施術回数で安定させるためには、施術のみならず普段のエクササイズも必要になってきますが、こればかりは患者さんご本人の努力が必須です。
当院との二人三脚で頑張って改善させていきましょう。
※現在は「O脚矯正コース」の施術は承っておりません。ご注意ください。
右半身の痺れ
３０代 男性（会社員）
来院時の症状
- 約１年前前に突然、右半身の広範囲に痛みと痺れが出た。
- 整形外科や脳神経外科、内科など色々な病院に行き、ＭＲＩやＣＴ等で調べてもらっても、どこにも異常は見つからなかった。
- 最近では痛みはだいぶ治まってきたものの、痺れ・張り感がまだ残っている（特に首から腰にかけてと、足首から足の甲）。
- やはり気になるのでインターネットで当院を探し出し、何とかしたいと来院された。
初回の施術
複雑に歪んでいた骨盤を時間を掛けて調整し、痛みは消失、痺れも軽減。
続いて全身を調整して残った痺れを解消、違和感が残った状態に。
特に右足の甲の違和感が強かったので、腰回りを再度調整すると、その部分の違和感は消えたが、先程は気にならなかった肩甲骨周りの違和感が気になるようになってきた。
今までは右側に重心が偏っていたような気がしていたそうだが、施術後は真ん中に重心が来たようにしっかり立てる、とのこと。
当院からのコメント
この患者さんのように、あらかじめ病院で検査して「“異常なし”のお墨付き」をもらっていると、原因としては「筋肉の過緊張」「カラダの歪み」が考えられるパターンが多いですから、正直こちらとしては気が楽です。
この患者さんはデスクワーク中心の生活なので、特に座った時の姿勢に気を付けて頂くよう、何点か注意点をお伝えして初日は終了となりました。
自覚症状が出る前の数年間と自覚症状が出てからの１年間の歪みがカラダのクセとして残っているので、そのクセの解消のためには数度の施術が必要になりそうですが、残った違和感も頑張って改善させていきましょう。
間欠跛行
９０代 男性
来院時の症状
- ４年前に交通事故に遭われる前までは全く何の問題もなく過ごしていた。
- ４年前の事故で左脛を骨折して以来、徐々に調子を悪くしてしまった。
- 昨年あたりから歩く時に腰～脚（特に骨折していない方の右脚）に張りと痛み、痺れが現れるようになった。
- その張り・痛み・痺れは前屈みになって少し休むと回復する。
初回の施術
年齢的なことも考えて、通常よりもさらにソフトな施術を心掛けたが、基本的には若い方への施術とほぼ同じ。
施術後は痛みは少し残ったものの、両脚の張りが解消しスタスタと歩けるようになって、楽になったと喜ばれていた。
当院からのコメント
施術中に脱力できない（無意識に力を入れてしまう）のに加え、年齢的に体も変形しており、さらに耳が遠く意思疎通がスムーズに出来なかったこともあって、かなり苦労はしましたが何とか施術が出来、結果も出てホッとしました。
原因としては、骨折した左脚をかばって右脚を酷使し、それらが影響して全体のバランスが崩れてしまった、というパターンだと思われます。
まだ腰の痛みが少し残っているので、早く改善できるよう頑張りましょう。
痛み・痺れなしで歩ける距離を徐々に伸ばしていって、最終的には杖なしでも出歩けるようになれたらいいですね。
手足の痺れ
３０代 男性（会社員）
来院時の症状
- 約２ヵ月前に右腕（肩～指先、特に親指付け根）に痛みが、次いで左脚の膝～指先にも痛みが発生。整形外科にて痛み止めを処方された。
- 結果痛みは消えたが、代わりに２か所共に痛みが痺れへと変化。
- その痺れがなかなか改善しないので不安になり、当院へ来院。
初回の施術
右腕は何もしなくても常に痺れている状態だったのが、施術後にかなり改善（指も含めて常にあった痺れは消え、特定の動作で肩～首に痺れが出る）。
左下腿の痺れは完全に消失。
当院からのコメント
お仕事柄パソコン作業が多く、首から肩にかけての筋肉にかなり硬結が多いので、その影響が大きいようです。
しばらくは継続的な施術が必要になることを説明し、初回は終了しました。
このケースのように、普段の姿勢が不調の原因となるケースが本当に多いです。
１０年来の慢性腰痛
４０代 男性（介護職）
来院時の症状
- １０年ほど前、肉体労働中に腰を痛めて以来ずっと痛いのを我慢しつつ騙し騙し使っていた。
- 一番ひどい時には坐骨神経痛もあった。病院でMRIを撮ったところ、ヘルニアが見つかった。
- ギックリ腰も年に１回のペースで起こす。
- 腰は前後左右どの方向に動かしてもかなりの痛みがある。
初回の施術
施術はオーソドックスに骨盤を中心に全身と調整して、痛みはかなり改善。
施術前は痛みで前後屈がほぼ不可能だったのが、普通にできるようになった。
ただ側屈時は、腰ではなく臀部に少し痛みが出るようになった。
今まで腰痛にカバーされていて自覚されなかった痛みを感じ取れるようになったためと思われる。
当院からのコメント
１度の施術で意外と素直に腰痛が消えてくれましたが、約１０年間も放置していたのですから、すぐに戻ってくる可能性は大です。
お仕事柄、腰に負担を掛けることがどうしても避けられない（腰に悪い姿勢をあえて取らなければいけないそうです・・・）ならばなおさらです。
そうすると時間は掛かりますが、確実に改善へと向かいますので、諦めないでください。
寝違えとバネ指
５０代 女性（パート／介護）
来院時の症状
- 半年前からバネ指の症状。
- 当日早朝に首を寝違えた。首の屈曲、回旋（右）、側屈（右）で痛みが走る。
初回の施術
まずは骨盤を調整し、首と指の痛みが軽減。
続いての全身の調整で、寝違えの痛みはほぼ消失し、違和感だけが残った状態に。
バネ指も痛みはかなり改善はされましたが、可動域は少し回復したのみ
当院からのコメント
仕事をされている上に、親族の介護のため睡眠が不規則で重い物も持ったりする関係で、どうしてもお体には負担がたまってしまいがちのようです。
定期的なメンテナンスの必要性を説明し、納得して頂けました。
骨盤を調整しただけで首と指の痛みが軽くなった事実に驚かれていました。
「痛いところだけに原因があるとは限らない」ということを実感して頂けたみたいです。
慢性の肩こりと首の痛み
２０代 女性（介護職）
来院時の症状
- １年ほど前から、特に仕事終わりに首・肩が辛い。
- 肩は慢性的にこっている。
- 首は側屈（左）、後屈で特に痛みが強くなる。
初回の施術
まず骨盤と全身を調整した後に、肩を少し念入りに調整した。
施術後、側屈（左）と後屈の痛みは解消、慢性肩こりもかなりラクになった。
<h4″>当院からのコメント
少し猫背の強い方ですから、その姿勢の影響に加え、お仕事で前傾姿勢を取ることが多いのが原因だと思われます。
また自覚はないようですが、首・肩だけでなく、腰の筋肉もかなり硬くなっています。
痛くない今のうちかに予防しておくと良いですね。
四十肩様の肩の痛み
４０代 男性（教員）
来院時の症状
- ２～３年前から、結帯動作で肩に痛みが出るようになったが、病院には行っていない。
- 最近は徐々に痛みが大きくなってきた。
初回の施術
通常の施術後、痛みは少し残っているものの、日常生活でそんなに不都合を感じない程度には改善。
少し違和感が残るだけとなった。
当院からのコメント
痛みが出てから２～３年放置していたので、完全に痛みが消えるにはそれなりに時間が掛かると思われます。
原因となった要素の一つである猫背の改善も含めて、しばらくは腰を据える必要があることをご説明しました。
カカトの痛み
５０代 女性（会社員）
来院時の症状
- ５ヵ月前、踵（左）の痛みが出現。立ったり歩いたり、特に階段の昇降で痛みが増す。
- １ヵ月前に整形外科でレントゲン撮影し、左踵に爪楊枝の先程の大きさの骨棘が確認された。
- 整形外科に１ヵ月間通院するも、改善せず。徐々に痛みが大きくなってきたので不安に感じ、当院へ来院。
- 踵の痛みの影響か、腰痛（左）・肩こり・頭痛もある。
初回の施術
まずは骨盤を調整すると、立位時のピリッとした鋭い痛みが解消。
続いては全身を調整し、最後に立位でのバランスを調整して終了。
残っていた鈍い痛みも初めの７割程度に減少しました。
当院からのコメント
あらかじめ、レントゲンで見つかった骨棘が実は痛みの原因ではないかも・・・という説明をした上で施術に入りました。
実際に骨棘を削り取った訳でもなく痛みが軽減したことで、骨棘が痛みの原因ではなかったことを納得して頂けました。
今回のケースのように、画像診断の結果がすなわち痛みの原因とは限りません。
椎間板ヘルニアしかり、脊柱管狭窄症しかりです。
体のバランスを整えることでそれらの痛みが解消することが、実は多いのです。
病院に通い続けてもなかなか改善しないという方、「手術しかない」と言われた方。
まずは整体・カイロプラクティックを試してみてはいかがですか？
ぎっくり腰をきっかけとした慢性腰痛
３７歳 女性（会社員）
来院時の症状
- もともと腰痛持ちだった。
- ２～３年前のぎっくり腰をきっかけに段々とひどくなってきた。
- 腰の後屈、側屈（左）で痛みが出る。
- 腰痛に加え、首の後屈で肩（左）に痛みが出る。
初回の施術
当院のスタンダードな施術（全身整体コース）にて施術した後は、どの動きでも痛みはほぼ消失。
２回目の施術
１週間後に再来院して頂き、状態を確認すると以下の通り。
- 腰の後屈では痛みはなく、違和感が出る。
- 腰の左側屈で痛みが出る。
- 首は何ともなくなった。
前回同様に全身の筋肉・骨格を整える施術後、痛み・違和感ともに消失。
当院からのコメント
お仕事の関係で初回施術後に１週間空いてしましたが、痛み等の不調の原因で大きなウェイトを占める「姿勢」に気を配るようにして頂いたおかげか、予想よりも戻りは少なかったです。
このように徐々に施術の間隔を空けてゆくと、１週間空けても平気になり、２週間でも大丈夫になり・・・となってきます。
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